2015年5月12日火曜日

このブログを始めたワケ


これは、発達障害を持つ子供の母親の記録です。


長女、7歳(2015年5月時点)。
広汎性発達障害、高機能自閉症、アスペルガー症候群、自閉症スペクトクラム・・・いろんな診断名があるようですが、とにかくそういう感じの発達障害です。


小学生となり、毎日学校に通う娘はどう見てもフツーの女の子です。
しかし、かつては「普通級に通うのはムリ」と言われるほど、育てるのが大変な子供でした。

どう大変だったかって・・・(思い出して失神中)・・・それは追々ブログに書いていきます。


幼児期はひたすら療育に通い、専門施設をハシゴし、保育先を探してさまよい、専門書を読みあさりました。

改善が見られたと喜び、また悪化したと落ち込み、時おり見せる天才的な能力におどろき、将来を勝手に悲観して泣く、そんな生活でした。


今では当時大変だと感じていた特徴は影をひそめ、ほとんどの人が彼女を見ても「え?どこが障害?全然フツーっていうかむしろ優秀だよね」と言ってくれます。私もそう思います。よくここまで成長してくれたと思います。


でも、発達障害は治りません。
先天性の機能障害だからです。
生まれつきない手足が生えてこないのと同じです。


学童期に入ると、発達障害はだんだん見えにくくなります。しかしなくなるわけではありません。むしろ表面化しないぶん、問題はより複雑化・深刻化することもあります。


そこまで分かっていても、元気に暮らす娘を見ていると、私でさえ「もう治ったんじゃね?」という気分になります。そうやってつい油断しがちな自分をいましめるため、これまでの育児生活をまとめておこうと思いました。


なにが大変だったか。
どう対処したのか。
なにがうまくいったのか、いかなかったのか。
どんなよろこびがあったのか―――。


娘の誕生と成長は、私の生活と思考に大きなインパクトを与えました。
もちろん、いい意味でです。
こんなおもしろい子、よくうちに来てくれたなーと思います。


発達障害に関心がある人もない人も、
子供がいる人もいない人も、
このブログ呼んで、「こんな世界があるんだー」と感じていただければ幸いです。


0 件のコメント:

コメントを投稿