特に物事の手順にうるさく、想定していたのと違うとパニックを起こして大泣きすることも。
といっても、目にしたことがない人にはなかなか想像できないですよね。
たとえば、「みかんの皮をむく」という単純な行為でも、このような苦労があります。
暴れて泣くこと30分。みかんを渡そうとしただけなのに、30分泣かれました。
「勝手に皮をむかれたのがイヤだったんだな」と察した母、今度はむかずに渡すことに。
彼女が想定していたのは、「皮は自分でむきたいけれど、最初は硬くて難しいので、へその部分に親指で穴をあけただけの状態で渡してもらうこと」だったようです。
これが2歳半の頃の話。まだ言葉でこんな複雑なことを伝えることができない年齢です。分かるかっつーの。
日常のあらゆる面でこういうこだわりがあり、そのたびに数十分単位でギャン泣きされます。1回30分として、10回あれば300分、5時間です。1日5時間ってお前。確実に生活に支障が出ます。
成長とともに言葉を駆使できるようになればおさまってきますが、そのへんは個人差がありますね。今から思えばギャグですが、現在進行形の人にとっては深刻です。